高齢者向け優良賃貸住宅

 Q1.高優賃(こうゆうちん)ってどんなもの?
 A.
 高優賃とは高齢者向け優良賃貸住宅の略で、土地を所有するオーナーの方に、補助金や公的融資を利用して、良質な賃貸住宅を建設又は改造していただき、高齢者向けの公的賃貸住宅として活用しようとする制度です。
 Q2.何故この制度ができたの?
 A.
 現在、我が国では急速な高齢化・小世帯化が進み高齢単身・夫婦世帯が急増しており、2010年には高齢者のいる世帯の2/3が高齢単身・夫婦世帯となり、また、借家に居住する高齢単身・夫婦世帯は現在の2倍以上の約350万世帯まで急増することが見込まれています。
 高齢者は、加齢とともに身体的機能・精神的機能が低下し、住宅の構造、設備等に係わる不慮の事故が多くなります。 このような状況を改善するため、高齢者の安全で安定した入居ができる、高齢者に配慮した賃貸住宅を多く建設していく必要があるためです。
 Q3.通常のアパート経営に比較しての高優賃のメリットはどんなものがあるの?
 A.
 @建設費の一部に、国・県・市町から補助が受けられます。
 建築費の一部とは、入居者が共同で利用する廊下・階段・管理室・電気室・駐車場・広場などの整備費、及び高齢者等のための特別な設計・設備の設置費用の2/3が補助されます。
 A入居者にも家賃補助が受けられます。また、入居者の事故・急病等の緊急時対応サービスの体制を整えていますから入居者は安心して居住できます。オーナーから見れば入居率アップになります。
 市場家賃と入居者負担額(入居者の所得等に応じた家賃)の差額が補助されます。

 B住宅金融公庫の融資条件の緩和が受けられます。
 住宅部分の延べ床面積・敷地面積・戸当たり面積などの緩和があります。
 C農協、民間指定法人及び社会福祉法人の管理者が、しっかりした管理を行います。
 オーナーから一定の経費を頂いた上で、知事が指定する管理者が、入居者の募集、賃貸借契約の締結・更新、家賃等の収納・改定、修繕業務、点検及び清掃業務等を行います。 なお、入居者の選定は、県住宅供給公社が行います。
 Q4.入居者の資格はありますか?
 A.以下の全てを満たす方を、県住宅供給公社が選定します。
 @60歳以上の高齢者であること。
 A高齢単身者、高齢夫婦または高齢者のみの世帯であること。
 B所得が収入分位の40%以下(月額268,000円以下)であること。
 C入居時に自立した日常生活を営むことができること。
Q5.高優賃を利用してアパート経営をやりたいが、条件等があるの?
 A.
 国・県・市町の補助事業のため、建設する建物の条件、計画・管理に関する条件、家賃設定・契約に関する条件、入居者の事故・急病等の緊急時対応サービスの条件等、細かく定められています。ここでは、建設する建物に関する条件の一部を紹介します。
地域 入居者が高齢者のため日常生活に便利な地域に建設すること。
戸数 一団の敷地に5戸以上建設すること。
規模 住戸専用面積が25u以上、かつ人数に応じた床面積を有すること。
構造 鉄筋コンクリート造等の耐火構造もしくは準耐火構造であること。
設備 高齢者向けの設備(段差解消・手摺の設置・緊急通報設備の設置)であること。
 Q6.高優賃の申込みから建設までの流れはどのようになるの?
 A.申し込みから建設までの手続きの流れは、下記のとおりです。
 なお、各市町でその年度の募集戸数が定められており毎年6月〜7月に申し込み受付があります。申し込みから入居者の募集・選定までの期間は約2年程度かかります。

 土地の有効活用をお考えの方は、通常のアパート経営よりも有利で安心できる高優賃制度をぜひご活用下さい。 制度のご活用についてのご相談は長崎総合鑑定株式会社までどうぞ